みっつの副作用? その3

〜 A 過敏症、アレルギーによる副作用について 〜




今回も、引き続き副作用についてのお話です。

前回は、薬のもつ、そのものの作用による副作用についてお話しいたしましたが、今回は、お薬に対する過敏症、アレルギーに

ついてのお話です。

Aのお酒の副作用で、お酒を飲むと体が真っ赤になり痒くなる。また、蕁麻疹が出てしまう。時々いらっしゃいますよネ! 

  (お酒に対する過敏症、アレルギー)
のケースです。

このような方は、お酒を少し飲んでも反応が出てきます。

ですから、アルコールが微量に入っている食品や清涼飲料水を、アルコールが入っていると知らずに、食べたり、飲んだりして

しまって、痒みや蕁麻疹が出てくることもあるわけです。場合によってはショックを起こし、救急車で運ばれるケースもあります。


このような場合、ご本人は、自分がお酒のアレルギー体質ということを認識して、少しでも飲まないように、また、食べ物や清涼

飲料水にアルコールが入っていないかどうか注意しているはずです。ほかの2つの副作用(@作用の出過ぎ、B肝臓毒性)の

場合と違って、お酒が絶対に飲めないタイプです。

でも、今までずっとお酒を飲んで平気だった人が、突然お酒に対するアレルギー体質になることは、通常ありません。


ここでまた、お酒をお薬に換えて考えてみましょう。

ペニシリンショック、ピリン疹、薬疹などの言葉をお聞きになったことがあると思います。

この副作用は、お薬に対する過敏症・アレルギーですから、頻度は少ない副作用ですが、もし発症したら、服用中のお薬はと

りあえず、即中止する必要があります。

少し眼の周りが痒い程度だからというような場合でも、徐々に1週間くらいかけて症状が重くなり、命にかかわるような場合もあ

りますので、即中止となります。

でも、半年以上服用・使用していたお薬に対し、アレルギー症状がなかったのに突然、過敏症・アレルギーになることは通常ほ

とんどありません。ですから、半年以上飲み続けているお薬に対して、この過敏症・アレルギーの副作用についての心配はなさ

らなくても、通常は大丈夫です。


ここで、過敏症・アレルギーによる副作用について、特徴・対処をまとめてみました。

    1・ほかの2つの副作用と違って、お薬の量に関係ありません。

    2・過敏症・アレルギーは、残念ながら、前もって全く分かりません。

          アレルギーが起きやすいお薬の場合は、パッチテスト等で、注射や服用・使用する前に試験をするという

           方法はあります。しかし、全部の医薬品で試験をするということは今の段階では難しいところです。

    3・過敏症・アレルギーは、もしあるとした場合、服用・使用し始めてから、遅くとも、おおよそ半年くらいまでが発症の

           期間です。ですから、半年以上服用しているお薬に対して、過敏症・アレルギーは、あまり心配する必要
  
            はありません。

    4・過敏症・アレルギーと思われたら、軽い症状でも、そのお薬の服用・使用はとりあえず即中止して、医療機関に
      
           ご相談下さい。

    5・ 完全に、過敏症・アレルギーと判明したら、そのお薬の名前を必ず覚えておくか、お薬手帳などに記録を残し、

           初めて受診する際は、必ず医師や薬剤師にお話しください。







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